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バゲット行脚

さいきん、2軒のパン屋さんを行ったりきたりしています。
息子の離乳食を用意するまでと、食事のあいだにバゲット
の中身(パン・ド・ミーといいます)をちぎって食べさせ
ているのですが、今まで通っていた近所のパン屋さんの
バゲットは正直まずい!ということに気がついたせいです。

どうもチェーン展開しているところが増えて、そこそこ
おいしくても、バゲットはいかにも冷凍のたねを焼いた、
というのがありありで・・・。残った分は冷凍するのです
が、次の日にはパサパサ。とても食べられません。

ということで、たまたま通りがかったときにためした、家
から15分ほどのところと、以前ブログに書いたmartyres
通りにある、昔風のパン屋さんの2軒で交互に買ってます。
おいしい、と一口にいっても、全然味とかタイプが違って、
1軒めのところは塩味はほとんどなく、あっさりして生地
もわりとしっかりつまっているタイプ。水分少ない感じ。
2軒目は塩味以外に、独特の風味があって、もっちりして
やわらかい。
味的には1軒目が好みなのですが、買ってすぐと、冷凍し
て2日めでもおいしいのは2軒目・・・そして、バゲット
以外の選択肢もおおいので、両方を行ったり来たりしてい
る、というわけです。
もう少し探検して、おいしいバゲットを発見したい!と
思ってます。(3軒目も見つけました♪)

パリで知り合った友達で、パン屋で働いていた男の子が
いて、バゲットはクープ(中心に入ってる切れめ。たぶん
フランス語で切る、という単語のcoupe)がいのち、と
教えてくれました。すっと切り込みをいれるだけ、のよう
に見えて、あれがとっても難しいのだそう。だから、同じ
人が焼いてるのでないかぎり、同じパン屋でも日によって
ものは違う、と言われました。たとえばフランスから粉を
空輸したとしても、運ぶ時間だけ鮮度はおちるから、フラ
ンスで食べるバゲットと同じものを日本でつくるのは無理!
だと・・・。それだけ繊細なものなんだ〜と感心したのを
よく覚えてます。よく考えれば、お花などでも生きている
ものだから、一緒なんですが・・・。

水もちがうし、気候もちがうし、同じ材料を使って、同じ
ように作ってもバゲットの味もちがって当然ですよね〜・・

水といえば、前にもブログに書きましたが、DAFAの植物
学試験のときにお世話になって以来時々お邪魔している
植物園の方に水のことを聞いたら、やはりマグネシウムなど
が含まれているので、おそらく切花なども長持ちするので
は?とのお返事でした。同じ種類の花などでもこちらでは
すごく大きかったりするし・・・。需要の違いなのかも
しれませんが(日本では生け花など、より自然の姿に近い
ものー風情があるものーを要求されることもあるから?)。

ふだん気にとめてないことも、専門家、プロの人に聞くと
いろいろ理由があったりして、おもしろいです。アンテナに
ひっかかるようにしておかないといけないな〜と思ってい
ますが、なかなか難しいものです。
Commented by irisr at 2009-05-06 16:44
Rinです。お久しぶりです。
フランスのパン屋さんはどこでも美味しい印象があったのですが、やはり当たり外れはあるんですね。
もちろん私がフランスに行ったのはもう20年ほど前だし、その前は30年ほど前になり、その頃は日本には美味しいパン屋がなかったのでそう思ったのかもしれませんが、、、。
でも、フランスの乾燥した気候が美味しいフランスパンを生むのだと聞いたことがありますが、日本のような湿度の高い国で美味しいバケットを作るには大変なのかもしれませんね。
でもフランスで見たような袋に入れずに長いバケットをそのまま手に持って歩いているそんな風景は日本では見かけませんが、清潔好きの日本人には出来ないかもしれませんが、フランスの人は今も袋に入れずに持ち歩くのでしょうか?

よく考えたらお店で買い物しても簡単な紙の袋を貰うくらいだったような気がします。それも今考えればエコロジーですよね。今、日本ではエコバックやマイバックなるものがやっと定着しつつありますが、フランスではいかがですか?
なんだか、話があっちこっちに行ってしまいましたね。ごめんなさい。
Commented by aplusfleurs at 2009-05-06 22:27
Rinさん、コメントありがとうございます。
当たり外れというか、多分以前よりチェーン店が増えて、冷凍で配達されたものを焼くというお店が多いことが原因かと思います。もちろんチェーン店でもおいしいところはあると思いますが。
日本で手に入る原材料と、フランスのとでは違うのだと思います。前にこのブログでも書いていたように、水も違いますし。。。
こちらでは日本人がご飯を炊くような感覚で、朝晩パン屋さんにパンを買いにいくのが習慣のようです。バゲットを紙でくるんで持ち歩くのは今も同じ。でも、私のようにバゲットを二つに切って、と頼むとナイロン袋にいれてくれます。もちろん頼んだら入れてくれるところも多くなりました。
フランスではメトロや交通機関の車内がかなり汚れているので、正直フランス人って、菌に強いのだなあと感心していたのですが、最近は豚インフエンザなど話題になっているせいか、手洗いをすすめるコマーシャルなども登場しそうです。マスクもまだ見たことはありませんが、徐々に話題に上がってますよ!
レストランでもお手拭きなんて出てこないし、まだ日本のようではないですが、以前に比べたら、雲泥の差だなあとニュースを見つつ考えてます。
by aplusfleurs | 2009-04-03 06:18 | おまけの話 | Comments(2)

フランスでの生活、お花の話を中心に、のはずが、最近は育児日記に;2009年サンクルーへ引越し、2014年3月夫の転職により日本へ。2010年10月フラワーアレンジメントのフランス国家審査員資格合格♪


by aplusfleurs