ひとりごはん
2013年 09月 01日
一泊して昼過ぎには帰ってくる。昨日の夜は一人夕食。
チンゲンサイの中華風あん汁に、ランティーユのエシャロットソースサラダ、
お肉のかけらを焼いたのに、エシャロットとニンニクを炒めてかけたもの。
いつもなら、エシャロットを先に炒めておいてあとでかけるのだけど、面倒で
そのままお肉を入れて焼き続けたら、チップのようになり案外おいしかった。
これに、大盛りごはんを出汁をとった昆布を煮なおした醤油昆布とともに
食べました。
いつもは「マモーン、マモーン」(帰省後は「おかあさーん」に変わっているけど
^^)とどこからでも呼んでくる息子の声がしなくて、しーんとしたアパート。
少しくらい静かな時間がほしいな〜なんて思うけど、幼稚園がある昼と違い、
夜に二人がいないのは、ぽかーんと気が抜ける。
「昔(って、えらそうに言うほどでもないが)は一人でやってたのになあ・・・」
と、一人の心細さを感じてる自分に、情けなくなったりもする。
一人で行動することの楽しさを知ってた自分が、家族、とくに息子を中心に
考えるようになって、一人で何かをする好奇心を忘れてしまった。
これではあかん、とちょこちょこと小さな挑戦をしているつもりだけれど、以前
に知ってた、自由な時間がもどってこないことにあせることもある。
「でも、こんな時間は今だけなんやし・・・」
と“今”の貴重さも大事、と思う。何より、一人で頑張っている、または働いてる
ママさん達と比べたら、なんと贅沢な話、とも思う。
子育てっていうけれど、子供のころの自分は覚えてるようで忘れてることも多く
自分がこうはしないでおこう!と無意識に考えてることが、息子にとっていいのか
どうかさえも分からない。
息子の何気ない言葉に「私が小さいとき、こんな風に言えただろうか」と教えて
もらうことも多い。自分が教えられることってほんとにあるの?と思うくらい、
子供の方がわかっている。河合隼雄さんが「自己実現に最適な(訓練の場)のは
子育てでは」と書いてらしたが、自分の思うようにいかない状況で希望をどう
実現させるのか?ということでいえば、まさに毎日が修行。
一人の人間として成長しようとするには、この状況に頼ってたらあかんなあーと
いつもはちらっと頭によぎる思いを、ごはんを食べながらかみしめて考えてみた。
帰省のたび、日本とフランスの時間の流れ方の違いを肌で感じるのですが、一人になることも必要ですね。。家族のために・・・なんて思いながら、それを言い訳にしてる自分も薄々感じてるので、自分業にも励みたいと思います。 先生もどうかお身体お大切にされて下さい♩