フランスで出産-その1-

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いよいよ(?)出産の話です。
お花とは関係ないけれど、もしこちらで産む予定のある方
の参考に・・・それと日本での出産とどう違うか、教えて
いただけたらなあ〜ということで書かせていただきます。
いろいろモラル面で違いを感じたので、そのことについて
も・・・。

渡仏したときすでに妊娠していたので、こちらで産もうと
決めてはいたのですが、ちらっと本を見たり、インター
ネットで検索する程度で、どうなるのかあまり詳しく調べて
いませんでした。おそらく聞いたり調べたりしても、その時
そのときで違うだろう、と思っていたので。
こちらでは分担がはっきりしていて、妊娠中にかかっていた
お医者さんにお産のときにお世話になろうと思ったら、公立
だとそういうところを探さないといけません。たぶん、私立
のクリニックは大丈夫だったと思いますが・・・お値段が違い
ます。
まず、婦人科のお医者さんにかかって妊娠かどうか診断して
もらい、証明をもらってアルカッション・ファミリアルという
ところに書類を送ります(それをしないと後で保証されない)。
定期的に検査をしてもらい、そこで産科の病院を紹介してもら
います。私の場合、すぐ近くに結構いいと評判のところが
あったので、そこに予約しました。予約もなるべく早くしない
と場所がないことがあります。
ある程度近づいたら産科の病院で検査を続けます。(その時
婦人科からバトンタッチということです)血液検査、レント
ゲンなど病院で一緒にうけられず、専門のところへ行って
検査結果を病院の定期検診の時にもっていきます。
それぞれで予約をとらないといけないので、かなり面倒なのと
時間がとられるのが辛かったです。
産科の病院の定期検診はほとんど助産婦さんでした。血液検査
の結果と体重。尿検査の結果などを見て、質疑応答です。
ほとんど毎回担当の助産婦さん(男性もいました!)は変わり、
最後の2〜3回(1週間に一度)は同じ助産婦さんで、陣痛が
きているかどうかの検査をしてました。
無痛分娩の場合、出産前にアネステジスト(麻酔医)の面談が
ありました。でも、助産婦さんの面談で何回も予約を取って
くださいと言われて、受付で頼んでも(これも自分で言わない
といけない)「いっぱいでムリ、面談しなくても直前でも大丈
夫」と何回言われたことか・・・;;
システムに組み込まれてたら自分で申請しなくていいのに。。。
そのあたり、フランス的な感じです。
他に、これは自由でしたが、無痛分娩のときの麻酔について
説明会がありました。例えば、人によって効き方(麻酔の量に
も関係しますよね)が違うとか、早くしすぎると肝心の出産時
に麻酔がきれるとこまるので、ある程度陣痛が進んだ時点で
するなど・・・。麻酔する位置なども説明してくれて、「この
姿勢を保ってもらうのが肝心。そうじゃないと麻酔がききません」
とこわいことも言ってました。陣痛がつらかったら、なかなか
姿勢を保てないなあ・・・;とかちゃんと効くのかというみんな
の心配を「大丈夫。無痛分娩を始めて20数年、この病院では全く
問題ありませんでした」と安心させてはりましたが・・・。

ざっとした流れはこんな感じで、婦人科・産科ときっぱりと別れ
(産科の病院も出産後は一度面談がある他は関係なくなって、
小児科医を探して定期検診を受けます)ているので、検診して
もらっていた医師や助産婦さんに出産時にお世話になることなく、
丸っきり知らない先生にあたるということです。

そのほか、とてもとても悩んだのが「羊水検査」(幸田來未の
羊水発言で話題になってましたね)です。私の場合マル高だった
ので、婦人科の先生にしきりにすすめられました。子供に異常が
あるかどうか調べる検査です。こちらの人は障害があると判断
された場合、出産されない人が多いようです。
命の選別、というのは人間の判断でするものかどうか・・・。
また、パーセンテージは低くても、羊水検査にリスクが全くない
ということはなく、流産の可能性もありました。
あと、診断結果が絶対ではなく、大丈夫と言われて産んだら
違った、ということもあるようでした。
どうして婦人科の先生が羊水検査をすすめたかというと、こちら
で出産した友人に聞いたりしたところでは、出産後子供に障害が
あるということになった場合、それを明確にしなかったという
ことで医師が訴えられることが多いそうです。
日本では、どうなのでしょう?私の友人は反対に、羊水検査を
したいと言ったら、病院側から「そんなひどいことするなんて」
と言われた、とショックだったようです。彼女の場合、上の子供
のために・・・と真剣に考えての検査だったようですが、フランス
とは正反対の反応ですよね。
私の場合、したくなかったというのが正直なところですが、周り
がみんなしたほうがいい派で、何だか一人で抵抗してる感じでした。
こちらの人はいい意味で合理的、ある意味すごくドライだなあと
つくづく感じた出来事でした。
ただ、日本と違って生活階級の幅があり、生活自体が大変という
ことの裏返しかもしれない、とも思います。
幸い、検査結果は大丈夫で、周りはほっとしたようです。私は
ずっと複雑な思いでしたが・・・。
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by aplusfleurs | 2008-11-09 08:14 | 出産・子育て | Comments(2)
Commented by アマリリス at 2008-11-19 00:06 x
言葉の通じる日本でさえ、出産は不安なのに・・・大変でしたね。
でも貴重な経験ですね、同じ出産なのに国によってこれほどの差があるとは知りませんでした。特に羊水検査については日本ではまだタブーの領域にあるように感じました。フランスの方がより現実的な気がします。(カトリックなのにね)
でも実際羊水検査だけでは調べられない障害が他にも沢山あるそうです。

子育てについてはフランスと日本はだいぶ違うのでしょうか?その辺りもまたブログに書いて教えてくださいね。

Commented by aplusfleurs at 2008-11-22 22:36
私も知り合いのお医者さんに事情を聞いてみたりしましたが、モラルの問題かな~という気がします。確かに羊水検査をしても問題があったという話もきいたので、その辺どうなのかな?と疑問ですが、何より義母をはじめ周りの女性、それに夫も検査は賛成でした。私が結論を出さなくてはいけない状況で、けっこうつらかったです。
どんな結論でも支持するよ、と言われても、決断をゆだねられるということは重いことだなあと感じました。。。
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