<   2013年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧

ワイン、こぼれ話

前々回、アルコールについての話を書きました。
フランスに来る前、来てから、知ったワインについてのお話をチョット書いて
みたいと思います。

フランスではワインと小麦が出来る土地が豊かなところ、という暗黙の了解
があって、例えばノルマンディーなどは乳製品も豊富で、「豊かな土地」と
いう印象が今だにあり、りんごとソバが有名なブルターニュは、貧しい土地
とみなされたのです。(昔はフランス領ではないため、そういう確執もあった
のかと思いますが)
また、フランスは水が貴重でした。お風呂に入らないのも、アパートなど
水を上まで運ぶのが大変ということもありますが、水自体好きなように使える
環境ではなく、不足していたところでは、土壁を作るのに水でなくワインを
つかったりしていたみたい(←すみません、うろ覚えですが)。
そういう感覚が今も残っていて、水の使用には気を使われてる人が多いと
感じます。日本は水が豊かなんだ・・・と思う一番はお風呂。
もちろん、湿気のおおい気候なので毎日湯船につかる、というのはご飯を
3度食べるのと同じくらい当たり前の感覚ですが、こちらではシャワーだけ、
それも毎日浴びずにいる人も多いです。水が違う(硬水と軟水)し、アルカリ
成分が多いので、肌に悪いからと女性は化粧を落とすのに水で洗わず
拭き取りにしている人も多いです。
赤ちゃんも、最初は毎日お風呂にいれるな、と言われるくらい。
イギリス留学した友人は、お皿を洗う時、最後水で流さなかったと驚いて
いました。
話が横にそれましたが、それくらい、水よりワインが身近だった
ということです。

フランス語の教科書だったと思うのですが、赤ちゃんにバルーン(風船の
ような形のワイングラス)でワインをあげているおばあちゃんの古い写真も
あり、

「赤ちゃんにまでワイン飲ませるの??」

なんてびっくりしましたが、これには「ワインが身体にいい、おいしい」
とは違う理由があって、昔は農業などに従事する人も多く、赤ちゃんが
いたら働くのが大変、ということで、赤ちゃんに少量のワインを水で
薄めるなどして与え、睡眠剤のように使っていたとか。
昔はそれが当たり前というより、それしか方法がなかった、という感じ
のようです。

現代では、それが原因でアルコール中毒になってしまう、という知識ができ
そんなことをする親はいないようですが・・・
でも、そういう環境で育った今お年寄り世代の人などは、少量のアルコール
では酔わないのかも?また、食事と一緒にワインを飲まないのは考えられない、
というのもそういう小さい頃からの習慣からきているのかもしれません。

フランス語の先生は、

「昔の郵便配達人は、街近郊は自転車などで配達できるけれど、山だと
徒歩で配達していて、大変だった。とくに冬は寒さもあるので、配達した先
で身体を温めるため、元気を出すためにワインを出す事も多くて、そのせい
で最後は酔っぱらってしまったりしたのよ」


と教えて下さいました。田舎では、小高い丘や山に街が築かれています。
今、私が住んでいるサンクルーも、丘の上に街があります。昔は、攻めて来る
敵がすぐ見えるように、高台に街を作ったとのこと。日本ではお城だけで、
民家は平地ですが、フランスではそうではなかったんですね。。。
山の小さな村なら、勾配の高低差があって大変だったはず。

・・・こういう国の歴史や生活の習慣を知ることで、日本人には「高級」だったり
するワインのイメージが変わってきます。土地に根付いているものには、それなり
の理由があるんだな〜といつも思います。
[PR]
by aplusfleurs | 2013-11-24 20:36 | フランス事情 | Comments(0)

ノエルも近づき

街もイルミネーションの装飾がされ、近所のパスレルの下には
毎年恒例、3〜4mはあるクリスマスツリーも立てられました♩
(もちろん、生の木・・・ちょっと心傷みますが)

今まではそんなにやいやいと言わなかった息子も、去年あたり
から、

「C'est quand Noël? Demain? ou après-demain?? 」
(クリスマスいつ??明日?あさって??)

「Père noël, comment il sait quel appartement qu'il y a
des enfants? et quel cadeaux qu'on veut? 」

(サンタさん、どうやって子供がいるお家が分かるの?子供が
どのプレゼントほしいかどうして知ってるの?)

とお決まりの質問が始まりました(^^;)まだ、時間の概念が
はっきりしてないので、「あと30個くらい寝たら」と答えても、

「明日?あさって??」

と同じ答えの繰り返しです。どこのお家でもこういう毎日がくり
返されてるのだろうなあ・・・。
そこで、サンタさんへのお手紙を書こう!と提案して書いたのが
これ。

b0117348_1956620.jpg

b0117348_19562273.jpg


自分の希望のプレゼントの絵と、裏面にはクリスマスにそりに
乗ってサンタさんがプレゼントを配っている絵。星にも月にも、
太陽にもお布団をかけ、その横にプレゼントを描いています。
流れ星も。(下に違う絵があって、見にくいですが・・・)
下の方にはビルや家々の屋根。煙突の上にもプレゼントが。
欲しいプレゼントの絵の横に

「日本語でプレゼントの名前書いとこか〜」

と言うと、「うん!!」。まだまだ「サンタさんだけにしか言わない!
秘密!」という考えはないもよう。昨日も、パパから

「サンタさんが、マチスの欲しい物があんまり分からないらしい
から、パパと一緒に(ネットで)見て、頼むものを決めよう!」

なんて提案されても、疑う気配も全くなく、パパ主導のもと、
プレゼントを決めていた息子。最初のプレゼントとはちょっと違う
(買う方に都合いい)プレゼントにして、また手紙を書き直して
おりました・・・(笑)。サンタさんに対する疑問は多々あれど、
どうしてパパがサンタさんのこと知ってるのか?という疑問は
浮かばないみたい。可愛いものです。

最近のお絵描き。男性はスーツにネクタイのサラリーマン風。
女の人の胸のふくらみも気になって、どう描くのか?と聞いて
描いていました。
b0117348_20552750.jpg

エスカレーターを上る人達。エスカレーター横にはエレベーター
があり、だんだん頭の中で自分が見たものが整理され、立体的
に、絵に反映できるようになってきたなあと感じます。スーパーの
絵も全体の様子を描けるようになりました。
b0117348_20573046.jpg

b0117348_20581130.jpg


今週、幼稚園で 「 la semaine de présentation 」(自己紹介の週)。
一人の子供が1週間、短い時間だと思いますが、みんなの前で
自分が将来なりたいもの、好きなもの、好きな本などなど、紹介
するという主旨。最初はとってもはりきって、

「いつ?僕の紹介の週?」

なんて何度も聞いていたわりに始まってみたらやっぱり恥ずかしくて
小さな声でしか話せずにいるよう(先生談)。幼稚園のとき、私も夫も
そんな感じだったし、子供の性格によってはとっても緊張するだろう
と思うので、二日目くらいからは「できるおまじない」をしたり、少し
声かけをしたりしています。
まだフランス語自体もそんなにうまくないので、そういう面でも
思うようにできない気持ちがあるのかなあと。

今日何があったとか、こちらから聞いても話さないし、何かあるのだろう
けれど、聞くと「疲れた」としか言わない息子。

「(紹介するのは)難しいもんなあ・・・」

というと、こっくり、うなづく感じが、やっぱり色々感じてるんだなあと
こちらにも伝わって来ました。まだまだ小さいけれど、子供は子供の世界
の中で悔しかったり、伝わらなくてつらかったりすることも沢山あるはず。
甘やかすのはよくないとも思うけれど、ハーフというハンディも乗り越え
ないといけないから、私ができるのは、なるべく気づいてやって、恐れを
のぞいて、自信をつけてやることかな?と思っています。
彼にとって、そうできているといいな、と願いつつ。
[PR]
by aplusfleurs | 2013-11-22 20:22 | 出産・子育て | Comments(0)

会社でアルコールはNG?

フランスに来て、お昼間ブラッスリーやカフェへ行くと、
男女を問わずスーツを着たサラリーマン(ウーマン)風
の人がワイン片手にこちらの人にとってはお昼の定番、
ステーキフリットなぞ優雅に食べているのを、

「ああ、やっぱりフランスってすごい〜。昼からワイン飲んで
仕事しても大丈夫なのね〜」

と羨ましさ半分、信じられなさ半分で良く眺めたものでした。
(ちなみに、ステーキフリット、日本で食べたらディナーに
なりそうなボリュームのステーキに山盛りのフリット、大層な
ごちそうに見えますが、フランス人にとっては特別なお料理
ではなく、よくあるお昼の定番メニューです)

まあ、それは学生の時の話しで、最近はあまり注意してなくて
いまだにそういう光景が繰り広げられているのかは知りません
でした。

今朝何となく夫と話していて、判明した(?!って大げさ?)のが、

会社でお酒を飲んではいけない。
持ち込んでもいけない。


という事実。全部の会社に適応されてる訳ではないようですが、
理由は、以前、会社でお酒を飲んで酔っぱらった男性が、車を
運転、事故を起こして亡くなってしまった。それを男性の奥さん
が会社のせいだと訴えたことが発端で、そういう決まりになった
そうです。(ちなみに、これは夫の会社ではなかったのですが、
おそらくある程度の従業員を抱えてる会社では、問題になる事
を恐れて、そういう規則にしたのでは?と思われます)

でも、しょっちゅう、

「今日はお祝い(業績がよかったからとか)で、シャンパンを皆で
のんだ」とか、「辞める人がいるので、みんなでun pot(アン ポ=
アルコールを飲むこと)をした」って言ってたのに??

「許可を事前にとったら大丈夫。でも、基本的には持ち込みも
いけないし、出張で帰りの電車に乗ってるときもまだ就業中だと
いうことで、禁止されてるよ」

ということらしいです。。。でも、それは会社内でのことであって、
お昼にレストランへ行って少しくらいたしなむのはOKだそうで・・・

「問題は、酔っぱらうこと」

酔っぱらったらNG
そりゃ、働けなくなるもんね;
でも、これは会社でなくとも、公共のマナー。こちらでは、一切と
言っていいほど、道で酔っぱらいに会うことはありません。もちろん、
いい気分で声高に話してる人などはいるけれど、記憶がなくなって
ふらふらベロベロになるほど、酔っぱらってる人はなし。
酔っぱらった姿をさらす、というのはいい大人のする振る舞いでは
なく、自己コントロールができないとみなされるから。

酒瓶を見えるように持って歩いてるなんて、もってのほか。道路で
生活している浮浪者、いきがってる若者くらいで、それも見た目に
すぐ分かる、というだけで、他の人に絡んだり危害を加えるなんて
ことはなく、一人でいい気分になっていたり、グループで騒いでる
くらいでした。浮浪者の人だって、酒瓶を紙袋で隠し、慎まやかな
ものでした。

そういえば、そんなことを知らずに、ワインの瓶等外の専用のゴミ箱
へ捨てにいくのに、何も入れずに持って歩いていて、

「なんか、変な目で見られるな〜」

と思った事があり、この事実を知ってからはきちんとゴミ袋へ入れ
運ぶようになりました;こういう類いのことは、住んで学ばないと
分からないので、恥ずかしい思いもしたけれど、面白いなあ〜と
文化の違いを楽しんでるところもありました。

そういえば、最近は一人で自分の縄ばりで自立してる浮浪者の人
っていないなあ・・・(また、別の機会に書きまーす)。

ということで、私の勝手な思い込みですが、アルコールに関しては
ものすごーく寛大なイメージがあったフランス、実は結構ルールが
あるんだな、と(日本人にすれば当たり前のことかと思いますが)
あらためて思った次第です。昔に比べると、日本にせよフランスに
せよ、モラルや生活習慣が世界的スタンダードに近づいてると
いうことでしょうか。
[PR]
by aplusfleurs | 2013-11-17 06:47 | フランス事情 | Comments(0)

St-aubain-sur mer へ

10月半ばから11月初めの2週間は、トウッサンのお休みです。

以前、夏のバカンスを過ごしていた St-Aubain- sur mer
(サントーバン シュールメール)で、お休み最初の1週間を
過ごしました。ノルマンディーの海岸近くの小さな村。Caen
(カーン)から30分くらいのところ。

出発の日の朝。対岸も見えないくらいの霧。
b0117348_54508.jpg

お昼過ぎに出たら、途中で豪雨。豪雨のあと、太陽が正面
から照って、運転する夫、大変でした;虹も出て。
b0117348_5224036.jpg


夕方近くに着いて、綺麗な夕焼けを見ました。灯りがついた
家やレストラン、幻想的でした。
b0117348_5341576.jpg

b0117348_5343365.jpg

b0117348_5373074.jpg

b0117348_538395.jpg


9月末〜10月半ばまで寒い日があったので、この時期きっと
寒いはず、と冬に近い服を用意していったのですが、予想に
反して暖かかったです。
b0117348_541454.jpg

息子も海に入りたがり・・・ずっとこの調子。
b0117348_5434274.jpg

引き潮の海を走る、男性と犬。かなりの人が半袖でした。
b0117348_5475665.jpg

暖かいといっても半袖では寒いけれど、太陽が出ると途端に
夏の格好になるところ、やはりフランス。
引き潮にはかもめが餌を求めて群がります。
b0117348_5493230.jpg

b0117348_5495916.jpg

太陽の光をうけると、小石だらけの海底も一枚の絵画みたい。

あまりに暖かいので、夫が小エビ採りをしよう!と網を買って
きました。息子用と聞いてたのに、大人用の大きさ。自分が
したかったみたい。二人で岩だらけの引き潮の海で、小エビ
取り。息子用に、小さい網も買ってやりました。
b0117348_5541024.jpg

(でも、この早朝の小エビとりがたたって、最終日1日前に息子
発熱・・・;)
なかなかの収穫、義母がゆがいてくれてアペリティフに。
美味しく頂きましたが、少々生々しかったので、油で揚げた方が
よかったかな?という感じ。
b0117348_5552361.jpg

砂浜ではシャトー作り。
b0117348_60866.jpg

b0117348_60442.jpg

b0117348_61208.jpg


引き潮のときに、夫と息子が石で作ったバリケード。
b0117348_631822.jpg


毎日の空・雲・光。
b0117348_6222360.jpg

b0117348_623697.jpg

b0117348_6233669.jpg

b0117348_624347.jpg

b0117348_6242582.jpg

b0117348_6244844.jpg


特別なことは何もしていないけれど、よい気候に恵まれて、秋の海も
いいな〜と思った今回のバカンスでした。
最後は裸足でずっと波と遊んでいた息子が熱を出して、1日早く帰る
というおまけつきでしたが。
[PR]
by aplusfleurs | 2013-11-11 06:28 | バカンス | Comments(2)

秋晴れと秋雨の下

トウッサンのバカンス2週目はまだ、晴れ間もあり・・・
b0117348_23223662.jpg

お決まりの公園。
b0117348_23231617.jpg

最近は日中は幼稚園だったから、平日のマルシェの後
公園寄ることもなくなってたなあ〜
b0117348_23241567.jpg

こんなに晴れていたのですが、バカンス最終の先週末
ポンピドーへ行ったときは、こんな感じ。
b0117348_23253720.jpg

雨に濡れるパリ。遠くにモンマルトル、サクレクール。
そして、間近に工事中のレアールのショッピングセンター
(ショッピングセンター上の公園を大規模改装)と、
左にはエッフェル塔。右はサントースタッシュ教会。
b0117348_2328271.jpg

こちら(ポンピドーセンター5階。6階だったかも?)から
見ると、モンパルナスタワーも、シテ島のノートルダムも
見える。案外、パリの名所を見渡せる穴場かも。
ラデファンスから、サンクルー続きのモンバレリアンの丘
も見えましたよ!いいお天気ならもっとよく見えそう♩

常設展を見たのですが、前にも来てたはずだけれど、
こんなに展示数多かったか?!と驚き。ちゃんと見たい・・・
息子がいると、じっくり時間をかけるのは難しい〜。
最近、やたら気になるレオナルド・フジタ(藤田嗣治)。
こちらは有名ですね。
b0117348_233982.jpg

ランスの美術館のフジタの絵はすごかった。。。
これだけ有名で、成功を収めたのに、戦後日本を出て
フランスで亡くなる前の感じは、何ともいえず淋しい印象。
人生について考えてしまいます。

今日もこちらは雨模様。傘が絶対いるよ〜って感じの雨
なのに、やはりフランス人傘ささず(さしてる人もいるの
ですが、非常に少ない)。今週はずっと雨続きのようです;;
[PR]
by aplusfleurs | 2013-11-05 23:43 | 家族・生活 | Comments(0)

朝の空

秋になってからの、空の写真。
朝陽や雲が、とてもきれいで・・・アパートの窓からの、
同じ景色なのですが。
b0117348_755422.jpg

b0117348_7552734.jpg

b0117348_7554981.jpg

b0117348_756829.jpg

b0117348_7563688.jpg

b0117348_757026.jpg


もう、毎日と言っていいほど、見とれるような朝の空で
した。秋は空がほんとうにきれい。朝日を見ると1日が
シャキッと始まる気がします。
月の写真も撮っていたのですが、、、また、いつか。

日本の空はこちらに比べると、スモーキーというか、霞が
かかったようなやさしい感触ですよね。
でも、秋はいつもに比べるときっぱりすっきりしていた気が
します。今年はどんな空だったのかなあー・・・
[PR]
by aplusfleurs | 2013-11-01 08:03 | 家族・生活 | Comments(2)