いろいろあります

きのう、道を歩いていたら、いきなり
「シノワ!(中国人)」
と叫ばれました。からかいとか興味があって、
ではなくて、おそらく最近中国の食製品の
スキャンダルがあったあと、赤ちゃんのミルク
の問題があったので、そのせいだと思われます
が、憎々しげな調子だったので、
「あ〜あ(またか。。。)」
という感じでした。
今回は黒人の男性。この前は白人のムッシュー
でした。当事者ではないけれど、敵意というか
そんな気持ちの叫びのようです。

こちらの人にとっては、黄色人種の中国。日本
。韓国人はほとんど同じ。
最近は急発展している中国の旅行者が多く、
雰囲気も、着ている服も日本人と同じような感じ
で、ほんとに見分けがつきにくいです。
住んでいる地域にもよるのですが、北駅近くは
わりと人種のるつぼで、以前住んでいたモンパル
ナス近くの穏やかな地域に比べると、ふと冷たい
ものを感じる瞬間はあります。
どこにいても、ひとそれぞれ、なのですが、フラ
ンスもかなりヒエラルキーがきついので、経済の
状態によってはどうしても昔の植民地出身の人、
移民2世の人など、仕事、生活環境などでしいた
げられている現実はあります。

こちらにいたら、私が外人。フランス人と結婚して
いようが、関係なし。仕方ないかなと思う一方、
そう言って発散せずにいられない現実があるのだな
とひしひしと感じます。

かと思えば、レストランで近くに座っていた男性が
仙台のアリアンス・フランセーズにいて、奥さんも
日本の大ファンと声をかけてきてくれたり、同じ
アパートの年配の奥さんの娘さんが日本に何度も
いってる、とか、思いがけず日本を知って、好きだ
と言ってくれる人もいます。
アイデンティティー,という言葉を日本にいる時は
少し遠いもののように感じていましたが、留学した
ときから、あらためて大事なものだと思うように
なりました。
大声で回りに宣言することはないにしろ、何かあった
時に、自分の中に根のようなものがなければ、ふと
折れそうになる弱い気持ちのときがあります。
アレンジメントを表現するときに、どうしても日本
とか和の自分を入れ込みたいと思うのは、そういった
ところからきているのかもしれないな、と改めて
思ったできごとでした。

とはいっても、反対にいえば、日本で変な外国人が
いるのと一緒、という思いもあるんですが。。。
日本を旅行したフランス人の友達や知り合いは一様に、
「日本人はとっても親切!」
と口を揃えていうので、印象はいいようです。
でも、住んだらどうかな。。。?
とは思います。
ただ、フランスでの最初の滞在でも上記のような
ことはあり、肌で感じた
「やっぱり戦争をなくすっていうのは本当に大変な
ことなのかも」
ということも思い出されます。

補足すれば、いま住んでいる地域は人種のるつぼ、と
書きましたが、近くの商店の人がいうには、とっても
お金持ちの人もたくさんいて、お商売の人にとっては
いいところらしいです。
ただ、近所のマダムは
「昔(30年くらい前?)はこんな物騒なことは
なくて、とってもいいところだったのに、最近は。。。」
と夫にこぼされていたそうなので、時代によって
雰囲気が変わってるんでしょうね。
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Commented by ゆみ at 2009-01-26 14:51 x
う~ん…
他国から見れば黄色人種は皆同じに見えるんでしょうね…
と言う日本人の私も中国人か日本人かの見分けがつかないこともあるくらいですからね^^;

日本と違い、いろんな国の方がいらっしゃるので
そういうこともあるんでしょうね。
日本が好きだと言って下さる方がいて
私も嬉しくなりました^^
Commented by aplusfleurs at 2009-01-29 08:04
日本でもいろいろありますが、こちらでははっきりと外見で分かってしまいます。
最近は路上生活者の人も若者・女性が増えてきました。はっきりと白人と分かる人も多いです。
フランス人でも、やっぱり移民の人、フランス領からきてる人はフランス国籍であっても生活は厳しいようで、聞いたり見たりしている現実は、日本以上にややこしいですよ。
Commented by siphon26-1 at 2009-02-10 19:36 x
差別意識は誰にでもあるもの。私も自分の中で感じることがあります。衣食足りて、、、、と言うことわざのように自分に余裕があるときは克服できるのでしょうが、無い時は色んな形ででてくるのですね。
それにしても、自分の中にしっかりしたものを、、、というのは大賛成。なにごともそこから始まるのだと思います。こちらも経済状況は悪くあのトヨタでさえ赤字になるとか。これからどうなるのかと言う不安もありますが、行くところまでいって、過剰な消費社会が変わるといいなと思っています。
Commented by aplusfleurs at 2009-02-14 07:44
日本では「差別はやめよう!」など小学校や中学校でよく標語を見ました。大人のための何かでも、「差別」という言葉を何の気なしに使うことが多いですよね。そういう言葉をほとんどの人が気軽に口に出せること自体が、幸せなことのように思われます。
最近は日本も大変なことになっていますが、生活の不安はあるものの、おっしゃるとおり、「過剰な消費社会」が正常な状態になることを祈ってます。こちらでは、高校生がブランドのバックをもつこと自体(もうそんなこともないのでしょうか?)が異常なことです。
by aplusfleurs | 2009-01-26 07:48 | おまけの話 | Comments(4)

フランスでの生活、お花の話を中心に、のはずが、最近は育児日記に;2009年サンクルーへ引越し、2014年3月夫の転職により日本へ。2010年10月フラワーアレンジメントのフランス国家審査員資格合格♪


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