大雪でした
2010年 12月 10日
「大雪で交通マヒ」の大混乱日となりました;
雪が降り始めた、朝のベランダ。
夕方。
こんな感じだったので、息子を迎えにギャルドリーにもいつも
より早めに行ったのですが、
「バスが動いてないから、親に迎えにくるよう電話で連絡しない
といけないのよ。役所から早めに閉めるようにと言われてるから」
と先生方も慌てた様子。
「C'est cata(セ、カタ=カタストロフの略?)」。
カタ(キャタ)ストロフ、というのは、思いもかけない災害などの
場合によく使う言葉です。
いつもの道は確かにけっこう雪が積もってるものの、溶けかか
っていたりして、べちゃべちゃの感触だったのですが、そのとき
ですでにパリ市内は車が動かず大渋滞、気温が下がる夜にか
けて溶けかかった雪はアイスバーンとなり、道路の脇に車を
乗り捨てていく人も多かったみたいです。
飛行機も飛ばず、その他交通機関も止まる事態。
ただ、天気予報でも事前に「大雪の恐れ、なるべく車は使わな
いように」と言ってたようなので、「天気予報は当たらない」と
信用されてないこと以上に、もともとラテン系民族のフランス人、
「まあ、なんとかなるさ~」
と最悪の事態は考えず出てきた人が大半、のように思われます;
(毎回、同じことが繰り返されてるので)
実はこの日、義母が泊まりにくる予定だったのですが、あまり
の雪の勢いに、昼間、
「無理しないで」
と電話をかけたら、
「大丈夫、大きな道は溶けてるから」
との返事で、その後
「午後の仕事はやめにしたので、早めに行く」
と電話あり。でも(やっぱりと思いましたが)、
「途中で渋滞にぶつかって、道が閉ざされていけない」
とのこと。ほんとにごめんなさいね~、と謝っていました。
実はこれ先週も同じパターンで、そのときは、雪が降って徐行運
転をしていて、治安の悪い地域で、いきなり助手席の窓を割られ、
カバンを盗られたのです・・・;(よくあることですが、彼女は初めて)
このときも、私は
「雪が降ったら、車じゃなく、電車できてもらったら?」
と何となく心配で言ってたのですが、夫も義母も大丈夫!ととり
わずいたので、思いもかけないことでしたが、私の心配は当たっ
た(?)ことに。
それでも、懲りないというか、疲れていたけど、元気な義母は、
次の日車を運転してやってきました。。。
(これ、私の身近な同年代の日本人はやらない気がします)
雪で大混乱、というニュースと、義母に降りかかった災難とその後、
はフランス人の精神が「ラテン」、でつながります。
約束=責任、という観念の日本人には、「あーらら」という感じ。
無理なら、無理と早めに言った方がいいと思ってしまうのは、日本
人?だからなのでしょうか。
悪気なし、なんですけど、予測不可能か?とつっこみたくなること
多いです。日本人(私だけ?)が、予測(心配?)しすぎ、ということ
もありますが。