日本語ボランティア、終えます

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昨日、日本語教室の最後の授業でした。
ボランティア教師として、3年弱。なぜ、「弱」がついてるか、というと、
講習が終わってからすぐにはボランティアを開始しなかったからです。

理由は、教えることに自信がなかったから。大学も文学部、少しは日本語に
こだわりがあり、語学にも興味がありました。けれど、文法や日本語の形態に
ついては苦手。教えることも自分にはムリ!と教育実習を回避するため、
教育課程も取らずにいた私。

講習後、大学の研究員に誘われ、語学については勉強したかったので、研究会に
参加させていただきました。でも、実習もせずに知識を入れても、理解不能。
ということで、2ヶ月遅れの参加となりました。

正直、毎回が綱渡り、1年の講習で、地域の日本語教師の免状(免罪符??)は
いただいていたものの、自分が実習したのは2回ほど。お花もそうですけど、
教えることは、実地訓練必須。ボランティアを始めてから、改めて実感したこと。

お花を教えるほうが楽!!
(あくまでも、個人的感想です)

お花は、お花が語ってくれるし、お花の魅力が助けてくれる。。。
日本語は、(私が)語る日本語でしか教えられない。。。
(これも当たり前)

まあ、自分の日本語力、日本語の知識、相手への想像力、日本に関する知識、
海外への関心、、、ああ、もう、数え上げるときりがないくらい、の

(能力の)無さ

にどれだけ打ちのめされたことか。。。
賢い頭が欲しかった。。と言っていても始まらないので、同じ班担当の先生方の
授業を見て、なんとかかんとか、形を整えては実践、帰ってまた調べて、テーマ
からどう話を持っていくかの流れを担当前週に考える、の繰り返し。

教えることも未熟であれば、ボランティア(他はほとんどが私よりずっと年配の方々)
としての役割(いろいろ運営に関する係があり、これまたなかなかの仕事量)も
よく分からないまま、言われることをなんとかこなす、、、という感じ。

みなさん、やはり頭の回転、物事の処理など早い方が多いので、自分のもたもたさ
加減もあ〜あ、でした。最初の頃はそんなこともわからず、少しは(?)自分自身
の在仏経験があるから、受講生さんの気持ちに立てるはず、なんて奢った気持ちも
あったことを白状します。

私なんて、弱っちい日本人だったなあ、と受講生さんのたくましさや、忍耐強さ
からだんだん教えられ。。。やっぱりね、フランスにいた時もフランス人の強さ
(極端に弱いところもありますけど、切り替えが早い)に驚きましたが、生まれ
育った社会が融通きかないと、人間は鍛えられるんですね。
(まあ、どういったところが、というのはそれぞれですが、フランスでも、普通の
フランス人にとって、お役所とは、何かを申請する時、提出書類を何度もなんども
揃えては出し、また追加をされ‥頼んでから何ヶ月もかかることもザラなので)

在日外国人はたくましい!
(これも、私が知っている範囲の個人的な意見です)

(日本に来た当初)「自動販売機で、ジュースを買うだけ
で楽しかった。毎日、楽しくて仕方なかった」


とか、国は違うけれど、ある女性が、免許取得のハードルが高い、とこぼすと、

「何言ってるの!頑張らないと!」

と一緒に愚痴らず、はっぱをかけていた、近くの女性。

まあ、性格や経験にもよるので、一概には言えないですけれど、ある意味、生きる
強さのレベルが違うなあ、と感じること度々でした。満ち足りていたら幸せですが、
それに慣れてしまうと、基本の「生きる力」を忘れてしまうんだなあ、と。。

在仏時、フランス語の先生のマダムに教えていただいたことで、平衡感覚を取り戻せた私。
今でも感謝しています。それを少しでも返せたら、なんて思って始めましたけど、

役に立ててるのか??
(実感として、立ててない‥)


自問自答のこの3年。
昨日、今年度最後だということで、皆さんに受講生さん自身で紹介をしていただきました。
私の班は初心者より上、中級まで行かない、初中級くらいの中国人のマダムと
アメリカ人の若い男性。マダムが、

「この日本語教室に来るのが楽しくて仕方なかった
です。ここに来られて嬉しいです」


と言ってくれて、感激(しかも、練習なしの紹介だったので、ここまでご自分で話せて
びっくり)。その後、私に

「(4年目だけど)今年が本当に良かった。
一番楽しかったよ」


とまた繰り返してくれたことで、至らなかったけど、心は通じたかなあと
心が満たされるのを感じました。彼女には、私の方が感謝しているのですが。

毎年、ああ、ようやく今年度も終われた、次年度開始までにまた勉強しとかなくちゃ、
と(そう思っても、結局、何もできないまま次年度始まってたんですが(汗))
終わってもいつも教室のことが頭にあったけれど、今回はあー終わりなんだ、と
寂しさと圧倒的な開放感があり、普段にはない高揚状態でした。

退会、でなく、休会なので、また戻りたいとなれば、戻ることもできるというのが、
私の決断力のなさ。やりきった!ということではないから、退会できなかったのです
けれど。もしも、再開するときのために、忘れないようには勉強しなくちゃな、と
(いつものごとく、心では強く。。行動は?)決意しています。





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Commented by Rin at 2018-03-18 08:01 x
3年もされていたんですね。お疲れ様でした。
aplus様の教室に来るのが楽しみだった。楽しかったと、、、皆さん仰っているのは、それはすごいことですよ。
人のためになっているし、ご自分の大きなチカラになっているのではないでしようか。

わたしも毎回、内容決めるのに四苦八苦してます(汗)私の場合は学ばせて頂いてるのは私の方ですけどね。

どんな経験も役に立つので、、、歳を経て、こんな事役に立つかなと思っていた経験が今の、役に立ってる事もあるので、無駄なことは何もなくて、
葛藤しながら続けられた3年は大きな力となっていると思います。
aplusさんは沢山出来ることがあるから、、
新しい事もどんな風にされていくのかなぁ、それも楽しみですが、
お花の知識も才能も是非活用されてくださいね。楽しみにしてます〜。
Commented by aplusfleurs at 2018-03-19 12:38
Rinさん、コメントありがとうございます。
約3年、途中からなので3年弱、1年1グループの担当を他のボランティアの先輩と一緒にさせていただきました。私の、という訳でなく、地域の国際交流会が母体のボランティア日本語教室なので、ご紹介した生徒さんはその日本語教室に3〜4年度通われ(年間通じてでなく、来日された時に4度目でしょうか)、今回、私が主に授業担当しました。
ので、大勢をいっぺんに教える語学学校のような感じではないんです。Rinさんのお教室の方がたくさん生徒さんいらっしゃいます。

人のため、とは言い様、私の場合は、夫がまずお世話になっていて、自分も夫や子供の日本語教育について知ろうと講座を取り、教える気は全くなかったものの、流れで教えることになり‥少しはお役に立てるだろうか、と思ってましたけど、書いている通り、私の方が勉強させていただきました。お花の教室の時もそうでしたけれど。。。

「日本語教えれば」と在仏時も言われていましたけど、勉強なしには絶対無理と分かっていたので、少しは内情や教え方の糸口は頭に入り、良かったです。
何より、ボランティアは本当に定義の難しい分野で‥日本社会への復帰(?)の練習をさせていただいたような。

いろいろ、その時々でしていることも、何か最後に役立つようになっているのだろうと思うので、いつか本当に人のお役に立てるようなことに結びつくといいな、と考えています。

いつもRinさんのお言葉励まされています。有難うざいます
( ^o^ )/

by aplusfleurs | 2018-03-14 14:50 | 家族・生活 | Comments(2)

フランスでの生活、お花の話を中心に、のはずが、最近は育児日記に;2009年サンクルーへ引越し、2014年3月夫の転職により日本へ。2010年10月フラワーアレンジメントのフランス国家審査員資格合格♪


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